見えていたマーケティングの全体像、コラーニングで知識を身に付けることでより強固に
―――また社内に開発から流通までの部署があることは、社員の目線や意識にもなにか影響はあるのでしょうか?
友原さん:はい。これにより、I-neは、比較的仕事の全体像をつかめやすい組織を構築できていると思いますね。知識を身につけて、全体像の把握をより強固にできたらという狙いもあって、これらの課題を解決できるコラーニングの導入を決意したんです。
小松さん:また、事業推進において、デジタルマーケティングの視点を重要視しはじめたタイミングだったことも導入理由のひとつですね。社員のデジタルマーケティングの基礎知識を底上げしたかったんです。
これまでのデジタルマーケティングの教育はOJT頼りだったんですが、OJT(※1)では教える人によって知識が偏ってしまう場合が多い。知識を体系的に身につけられる方法を探していました。
※1 OJT:On-the-Job Training(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)の略で、職場で実務を通して、先輩社員が業務を教える手法のこと。
―――社員で同じ内容で同時に学習を行えるという点が、ご導入いただいた大きなポイントになったのですね。実際に、コラーニングはどのようにご利用いただいていますか?
小松さん:導入している部署はECセールス部、ブランディング本部のコミュニケーション戦略部。人数は50名ですね。コラーニングで学んだことがダイレクトに実務に活きる部署です。
日々の学習については、社員の好きなタイミングでやってもらっていますね。スマホアプリなので隙間時間や通勤時間、会社に早く来て起動するなど、マイペースに学習できることは継続に繋がっていると思います。
学習の進捗状況は、月初と月中で学習の進捗を確認していますね。毎月のコースのテストを期日までに完了できているかをチェックするんです。
また、I-neでは、コラーニングの学習を業務目標の一つに組み込んでいます。つまり、評価にも影響するんです。それくらい、デジタルマーケティング学習を重要視していて、メンバーにもそれを感じて欲しいと思っています。